2015/07/29 21:07

この扇面には手引きの真綿糸と和紙が極薄い絹の間に挟まっています。
自然に渦を巻いているように見える真綿の糸は、絹に挟む前にアクリル板の上で形を整えて糊で固めてあります。
そうしないと絹と絹を合せて糊を引く際に糸が動いて自然なラインが壊れてしまうのです。
そのひと手間が、さも、自然なバラの花を思わせるようなデザインを生み出してくれます。

見る方にも涼やかさを感じていただける扇面です。
扇子用のたとう紙に手描きの掛け紙を掛けてお届けいたします。