2015/07/31 11:25


紫外線や強い日差しから身を守る為を最優先に考えるだけでなく、やはりおしゃれに拘って夏の装いに添えたいのが日傘です。
なにはともあれ、私が自分でほしい物。
何度もお伝えしたかもしれませんが、原節子が夏の日差しにさしかけていた様な無地の麻の日傘。そういう場面を見た記憶はないのですが。。。
案外、そういうシンプルなものは売られていなかったのです。
大小、手元の種類などいろいろ試してみたものの、途中で作る方がいなくなってしまったり、結局形は現在のもの1種類に絞られました。
オリジナルで作っていただいている桜の手元も最初は作る職人さんから、「本当にこの長さでいいの?」と言われるように35cmはほとんど生地の部分と変わりません。
それでも、良いのです。持っている姿が美しい事が何より大事。
素材は、手織の麻と絹を主に使っています。
絹は紫外線の防止に人工的に作られた素材ではないのに非常に優れている点が日傘には向いています。
今回ご紹介するのは織り柄のある紬を使用したもの。
もともと着尺でしたが、少し長さが足りなかったので贅沢に使用してみました。
下の生地を使用しています。