2020/03/15 22:58



アトリエ・Kinamiでは『素〔shiro〕の扇子』のシリーズで20年以上オリジナルの扇子をご紹介してまいりました。

和紙に繊細な切り絵を施し羽二重の一番細い糸の生機(織ったままの張りのある絹)の間に挟んだり、葉脈を挟んだりして扇面を作ります。

毎年、桜の開花の声を聴くともうすぐ扇子の季節が始まる(ちょっと気が早いですが^^)と思います。

まずは桜の季節で、山桜の花を切り絵にした扇子をご紹介いたします。

そしてそのあとは紫陽花や秋の涼しさを先取りする紫式部などの柄に移ります。




暑い夏にレースの様な白い透かしの扇子は人の目にも涼を感じさせます。

シンプルな和紙と絹の味わいを感じていただくには落水紙の扇子もございます。



そして20年来の定番は葉脈を挟み込んだ菩提樹の扇子小さな葉の白い扇子です。



桜や春の花々がそろって咲き始め、そろそろ花粉も収まり始めるこの頃、今年はなかなか軽い気持ちで出歩けない様な状況もありますが、お手元のきれいなものを眺めながら少しの間ゆっくりとした気持ちで明るく過ごしませんか!

アトリエ・Kinamiでも春先の展示会は延期になったり致しました。

最初に扇子をご覧いただけるのは6月の日本橋三越本店本館5階ギャラリーライフマイニングでの『手わざの夏―しつらいと装い』です。

会期は6月10日(水)~23日(火)です。覚えていてくだされば嬉しいです!

また、会期中の6月14日には三越新館カルチャーサロンで『白い扇子を作る』ワークショップも開催いたします。

そして

4月に最初の作品展を予定しておりましたので、京都からたくさん預けてあった扇面が扇子に仕上がってまいりました。

暫くの間、アトリエ・Kinamiのオンラインショップでは扇子、日傘をご購入いただいた場合、国内に限り、送料はサービスで無料とさせていただきます。

是非、ごゆっくりとご覧いただければ幸いです。

アトリエ・Kinami

久保紀波