2020/03/31 21:35

やはりアトリエ・Kinamiは白いケースから


▼ 扇子の保護にはやはりケースを!

アトリエ・Kinamiでは今までも布製の扇子袋を扇子と共にお勧めしてきました。

やはり、バッグの中に直接扇子を入れると傷みが早いと考えるからです。

しかし、その扇子ケースもバッグの中で布がすれて傷みます。

どうしたものかと考えていたところ、ジャストサイズの口金があるのを知りました。

▼ 革の扇子ケースなら中の扇子もケース自身も今までよりも良いかもしれない!

と、いろいろと考え、サンプルもたくさん作ってみました。

扇子を保護するという観点から表の革の裏には帽子に使われる一番硬い芯を貼ってみました。これは殆ど箱のような硬さに仕上がり、背の部分も張りが出てなかなか良い感じです。そして、内側の生地にはバッグの中に使われるグログランを使いました。

はじめはクッション性がある接着芯を使ってみましたが、折り曲げた部分にその厚みだけの小じわがたくさん寄ってしまいました。どうにも見た目が悪いので、扇子が動かない厚みを整えて特にクッションが無くても大丈夫な仕様にしました。



▼ アトリエ・Kinamiの扇子はアトリエで扇面を制作して京都でお仕立てをしています。

決して今出回っている多くの扇子と比べてお安くはありません。

また、長年ご使用していただいて扇面が擦れても骨から外して糊を洗い、要を外す際には乾燥した骨が折れることもありますので張替はなかなか難しいものです。出来るだけ購入していただいた時の状態を長くお使いいただく為にはしっかりと保護できるケースは必要だと思います。

▼ 他にもシックな色のついたケースも作ってみました。

是非こちらのクロコの型押しの扇子ケースもご覧いただければと思います。



また、今回は試作販売でもありますので、ご購入の際、メッセージ欄に扇子ケースについてどのような希望があるのかなどコメントを書いて頂いた方には扇子ケースで使用している素材と同じ革を使ったマスクケース(横幅12.5㎝)を一緒にお届けいたします。

まだまだよくなる部分もあるかと思います。是非ご意見お聞かせください!


マスクケース

四月になると扇子の季節もすぐそこに感じるこの頃です。

新型コロナウイルスの影響で今年の展示会のスタートは6月の日本橋三越本店ギャラリーライフマイニングからになりました。
それまではこちらのBASEのショップをご利用いただければと思います。

久保紀波